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井上学術奨励賞 選考基準

平成8年4月6日   制定
平成9年2月18日 一部改定
平成10年11月6日 一部改定
平成11年9月20日 一部改定
平成21年11月25日 一部改定
令和2年7月15日 一部改定
令和3年10月6日 一部改定
 

  1. 名称:井上学術奨励賞とする。
     
  2. 目的:本学術奨励賞は、アフェレシス療法の礎を築いた故 井上昇先生の遺志を継ぎ、アフェレシス療法に関わる治療、研究の学術的価値を評価し、その振興および発展に寄与することが期待される個人またはグループに授与される。
     
  3. 選考人数:原則として1名、又は1研究グループとするが、複数の受賞者のある場合には20万円を均等に分割する。

    4. 選考基準:
  1)年齢:50歳未満とする。
    2)項目:臨床的な新知見について、過去3年間に日本アフェレシス学会雑誌、TAD
    (Therapeutic Apheresis and Dialysis) に報告された論文、或いはレフェリーのある雑誌
    に掲載されたアフェレシス関連論文とする。対象論文は原則1編とするが、参考論文を付け
    ることも可能とする。
  3)推薦:日本アフェレシス学会評議員1名による推薦を必要とするが、各評議員は毎年1名に
    限り推薦をすることができる。また、編集委員会より、学会誌に掲載された論文の中から
    候補者を推薦できるものとする。(複数可)。業績の独創性及び関連分野についての国内
    外の研究状況からの位置づけについて記載されている推薦書を提出すること。
  4)資格:被推薦者は本学会会員でなければならない。本学会員歴5年以上が望ましい。5年未
    満の場合は、推薦理由を推薦書に記載する。自薦・他薦は問わない。外国人も選考対象に
    含めるものとする。
  5)その他:同一分野で同価値の評価を得た場合には、より新しい独創的な報告を採用し、ま
    た、複数の候補者のいる場合にはより若い候補者を選考するものとする。なお、選考に当
    たっては、アフェレシスの普及について、選考対象者が所属する施設あるいは地域におい
    て将来中心的な立場を担いうるか否かも考慮するものとする。さらに選考ではアフェレシ
    ス療法における学術的価値、社会貢献度、および将来への発展振興性について評価する。

  1. 選考委員会:学術委員会が担当するが、必要に応じて申請された関連分野の専門家を加えて、選考委員会を組織する。学術委員が推薦者の場合は、選考委員を辞退する。

    6. 申請方法:
  1)被推薦者は以下の書類を添えて日本アフェレシス学会事務局に申請する。
    1. 申請書
    2. 論文のコピー
    3. 履歴書
    4. 過去5年以内の主要業績目録及びアフェレシス学会(地方会を含む)における学会報告業績
    5. 推薦書 
  2)以上の書類のコピー10部を送付すること。
  3)その他:選考委員会は推薦人に対して被推薦人に関する事項について問い合わせをするこ
    とがある。

  1. 推薦日の受付日、選考委員による選考結果の事務局への送付日および選考委員会の開催日は毎年別途定める。
     
  2. 最終の選考は選考委員会を開催して決定する。
     
  3. 選考結果は、年次総会開催2ヶ月前までに理事長に報告する。